かつて、「仕事をする」ということは、
毎朝決まった時間に家を出て、決まった場所へ向かうこととほぼ同義でした。
満員電車に揺られ、オフィスに集まり、夜になってまた同じ道を戻る。
それが当たり前で、それ以外の選択肢は現実的ではないと考えられてきました。
けれど今、その前提が静かに崩れ始めています。
毎日通わなくても、仕事は回る
リモートワークやフレックスタイムが浸透し、「週5日出社しなくても成果は出せる」という事実を、
多くの人と企業が体験しました。
毎日顔を合わせる必要はない。
重要な打ち合わせや判断のタイミングで集まればいい。
そう考えると、「どこに住むか」=「どこで働くか」ではなくなったことに気づきます。
東京から45分の“余白”
つくばは、東京から約50km。つくばエクスプレスを使えば、秋葉原まで最速45分。
この距離感は絶妙です。「遠すぎないけれど、近すぎない」。
毎日通うには少し距離がある。
でも、週に2〜3日なら、無理なく通える。
その結果生まれるのが、“半分東京、半分茨城”という働き方です。
通勤時間が「消耗」から「思考」に変わる
毎日の満員電車は、体力も気力も奪います。
気づかないうちに、人は通勤で消耗しています。
一方で、週に数回の移動であればどうでしょう。
車窓を流れる景色を眺めながら考え事をする。本を読む。次の仕事の構想を練る。
移動時間が、「奪われる時間」から「使える時間」へと変わります。
家で働けるという贅沢
茨城での暮らしは、住まいの選択肢を広げてくれます。
同じ予算でも、広いリビング、静かな書斎、庭のある家が現実的になる。
オンライン会議の合間に窓を開けると、風が入る。
昼休みに少し散歩をするだけで、頭が切り替わる。
集中する時間と、力を抜く時間。
その切り替えが自然にできる環境は、仕事の質そのものを変えてくれます。
「働く」と「暮らす」を切り分ける
東京は、仕事のスピードと情報量において、
今もなお特別な場所です。
一方で、ずっと身を置くには刺激が強すぎると感じる人もいます。
だからこそ、仕事は東京、暮らしは茨城という選択が成り立ちます。
どちらかを捨てるのではなく、
どちらも取り入れる。
それが、この時代の現実的なバランスなのかもしれません。
通勤は「手段」であって、「目的」ではない
毎日通うこと自体に、意味があるわけではありません。
大切なのは、どんな時間を過ごし、どんな成果を生み、どんな人生を送りたいか。
通勤は、そのための手段にすぎません。
通勤は、毎日じゃなくていい。
そう考えられるようになったとき、暮らしの選択肢は、驚くほど広がります。
東京と茨城のあいだにある、ちょうどいい距離。
そこから、新しい働き方と生き方が始まります。
(写真提供:つくば市)
